ゆめねこはうす&kyokotan

本、手帳、散歩などの覚書き

桜の季節に、読んだ本「首都感染」

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 近所の公園の桜も満開で、ちょっとした散歩の折りも、心和みます。

 

 コロナウイルスの流行で花見も自粛ですが、今年も桜が美しく咲いてくれたことには「ありがとう」という、気持ちです。

 

 家にいることが多くなり、読書の時間も増えました。

 

 ウイルスによるパンデミック(世界的な大流行)に関する本、フィクションですが・・を読みました。

 本屋さんに行けないので、kindle本で。

 

 


 内容は、

 20××年、サッカー・ワールドカップ開催中で、世界中から人が集まっている最中の中国で、新型インフルエンザが発生した。ウイルスは次々に村を襲い、死者がどんどん増えていくが、ワールドカップ開催中で、情報は隠されている。

 そのことを知った、元WHOに所属していた日本の医師(主人公)が、官邸に知らせ、ワールドカップから帰ってくる空港を封鎖する。

 

 検疫でウイルスの封じ込めをし、ウイルスの拡散を防いでいたが、ちょっとした綻びで東京にウイルスが広がって行く。

 

 強毒性で、致死率が高いウイルスで、首都から全国に広まることを恐れ、東京を封鎖する。

・・・。

 

 

という感じで、今のコロナウイルスも状況ともよく似ているので、集中して読んでいきました。

 

 書かれたのは、2010年ごろ。でも、まるで今のことみたいな感があります。

 

 今、「ロックダウン(封鎖)」ということがよく聞かれるので、その状態に対するシミュレーションのような作品です。

 

 物語の中に、ウイルスから身を守るには、ということも書かれていて、手洗い、うがい、マスク。そしてやっぱり家から出ないのがいいのかも・・・。と思いました。

 

 医療の場が疲弊して行く様子も描かれ、やはり医療の場のマスクや、消毒薬、防護服などは、中国に頼らず、国内で生産した方が良いのではと思います。

 

 喉元過ぎれば熱さを忘れる、という言葉ではないけど、以前マスク不足になったのに、しばらくパンデミックがなくてマスクの備蓄を怠っていたのでは。

 

 でも今回のコロナウイルス流行では、転売ヤーなどのせいで、マスクその他が手に入らなくなりました。

 

 こういった災害に対し、みんなで助け合おうという動きもありますが、これに乗じて儲けようという人たちがだんだんに増えていくように思います。

 

 小説では、やっとの思いで開発したワクチンや薬など、特許申請などはしないで、作り方を公開していました。

 また、東京は封鎖したけれど、感染を防ぐことができた他の都市は、東京を支えるという働きをします。

 

 

 パンドラの箱をあけて、恐ろしいウイルスが世界に広がった。

 最後に箱から出てきた「希望」、これは助け合う人の心のように思います。

 

 小説ではそれがあったけど、実際の世界でもあってほしいものです。