ゆめねこはうす&kyokotan

本、手帳、散歩などの覚書き

オルコットの「昔気質の一少女」、図書館で借りました。

 若草物語の作者であるルイーザ・メイ・オルコットの「昔気質の一少女」。

ja.wikipedia.org

 小学生の頃「美しいポリー」という児童書で読んで、印象に残っています。

 確か、夏休みの宿題で、その本を元に紙芝居を作った覚えがあります。

 大人になってから、文庫本で原作の日本語訳「昔気質の一少女」を購入、読んで最近まで本棚にあったはずなのですが、急に読みたくなり読もうと思ったらありません・・・。

 断捨離の折り、ボーッとしてて捨ててしまったのか・・・。

 

 もう一度購入しようと思っても絶版で、古本しかありません。

 で、古本を購入したのですが、かなりの古本で、焼けがひどく、字も小さいので読みにくく、困りました。

 

 なので、図書館で借りることにしました。

 

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 「若草物語」は、今年映画公開があったこともあるし、結構あちこちの出版社から今でも出ているのですが、そのほかのオルコットの作品は、なかなか見当たりません。

 

 知らなかったのですが、氷室冴子さんがいろいろな海外の少女向けの小説・・・モンゴメリの「赤毛のアン」オルコットの「八人のいとこ」「昔気質の一少女」エレナ・ポーターの「少女パレアナ」ジーン・ポーターの「リンパロストの乙女」など、家庭小説と呼ばれたいろいろな作品について、「マイ・ディア」という本に書かれています。

 その折に、角川文庫から「マイディア・ストーリー」シリーズとして、そうした家庭小説が復刊され、セットでもあったらしいです・・・。

 

 図書館にあったのは、この「マイディア・ストーリー」シリーズで、古い本ですが比較的新しい版なので、字もそんな細かくなく、集中して読むことができました。

 

 内容は、前編は田舎育ちの元気で賢い女の子ポリーが、都会のお金持ちの三人姉弟のいる家で過ごす中で、価値観の違いに戸惑いながらも、あまり仲良くなく一人一人が孤立しているようなその家族のつながりを、暖かいものに変えていく、といったお話です。

 後編は、少女たちが成長し、主人公のポリーは独立して仕事をして一人暮らし、孤独を感じることもあるけど、いろいろな人たちの出会い、三人姉弟との関わりの中で生き方を考えていき、それぞれに伴侶を得るといった内容で、価値観の違う女友達同士でも、思いやりを持って友情を大切にしていく様子が好ましく感じました。

 

 そうした筋だけでなく、会話も楽しい小説で、様子が目に浮かんでくるよう。

  

 読んだ後は心が暖かくなるし、家族のあり方、人との付き合い方を考えたりもします。

 

  オルコットの生きた時代は、日本でいうと幕末から明治の頃。。。

 でも、今でも通じるお話だと思います。

 むしろ、このお金持ちの三人の姉、弟、妹の家庭が、現代の日本っぽい感じもしました。

 流行を追って服に夢中、学校では噂話ばかり、家事はしない、両親もそれぞれのことで忙しく子どもたちのことをかまわない、子どもたちも、自分勝手でケンカばかりしている。

 

 そんな家庭を、ちょっとしたことで変えていくポリーの様子は、幸せに生きるヒントになりそう。もちろんポリーも、劣等感を持ったり、しょげてしまうこともあるのだけど、立ち直っていくのは「魔女の宅急便」のキキのようでもあります。

 

 

 こうした小説、これからも図書館で借りて読むつもりですが、復刊してくれたら、自分のと、孫用にと、買ってしまいそう・・・。

 ちなみに角川文庫「マイディア ・ストーリー 」シリーズの内容は

 

  オルコット

   八人のいとこ

   花ざかりのローズ

   昔気質の一少女(上・下)

   若草物語(上・下)

   続・若草物語(上・下)

   第三若草物語

   第四若草物語

   ライラックの花の下

  ジーン・ポーター

   そばかすの少年

   リンバロストの乙女(上・下)

  ケート・D ・ウィギン

   ケレー家の人々

   少女レベッカ

   レベッカの青春

  E・ネズビット

   砂の妖精

   若草の祈り

  モーリーン・ディリ

   17歳の夏

  ミス・リード

   村の学校

   村の日記

   村のあらし

  ウインスローエ

   制服の処女

  ロザモンド・レーマン

   ワルツへの招待

 

 赤のギンガムチェックのカバーのこのシリーズ・・・。

 図書館にあるといいですね・・・。