ゆめねこはうす

気になった本、歴史、音楽などの覚書き

大人になってからの「ハイジ」

 テレビで放映されていたアニメの「アルプスの少女ハイジ」、よく知られた名作ですね。

 

 私の小さい時は、マンガで読みました。

 その頃、名作シリーズのマンガがあって、「アルプスの少女」や「小公女」や、「騎士物語」、「マッチ売りの少女」、日本のものは「少女白菊」、「猿飛佐助」など、思い出します。

 

 なので、アニメより、マンガで読んだイメージが印象的でした。

 

 

 2006年、実写映画の「ハイジ」を観に行ってきました。
 それぞれのキャラクターに親しみが持て、いい映画でした。

 

 ハイジ(字幕版)

 

 それで、もっとじっくり「ハイジ」の物語に接してみたくなって、本を買い、読んでみました。



ハイジ〈上〉 (福音館文庫 古典童話)

 

 



ハイジ〈下〉 (福音館文庫 古典童話)

 

 小学校の中級以上とありますが、大人が読んでも十分読み応えがあると思います。


 特に、映画にはなかった部分が、原書にはありました。

 


 それは神様にお祈りすることです。

 

 「人には言えないことでも、神様にお祈りしていたら、いつかきっとかなう。たとえ今すぐかなわなくても、いつか一番いい時期を神様は選んでくれて、聞き届けてくれる。」

 

 といった部分です。

 

 私は、これが心に残りました。

 生きていく上で、自分の強い願いをいつも持ち続け、あきらめないで、夢に向かっていく、そういった意味合いにもとれます。

 

 そして、つらい経験の後、願いが叶ったハイジは、何にでも感謝の気持ちを持ち、大人も持っている、冷たい心やおそれの心を、太陽のように明るく解放してあげるのです。

 

 「ハイジ」を読んで、いい児童書に巡り会えたと感じ、私も心が晴れやかになりました。

 

 

 NHKの「100分de名著」という番組でも取り上げられていましたね。


シュピリ『アルプスの少女ハイジ』 2019年6月 (NHK100分de名著)

 

 

 

 

 

こちらは、2015年公開の実写版「ハイジ・アルプスの物語」。


ハイジ アルプスの物語 

 

 

 

 


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